私は学校に行けなくなってしまった時期がありました。すごく気持ちが沈んでしまっていました。

そんな中、高校のオープンキャンパスで唯一頑張れそうな目標を見つけました。高校に入学して、セブにボランティア研修に行く事です。

最初は観光気分で綺麗な景色を見たり泳げたらいいなと思っていました。でも、実際にボランティア活動を通して、すごく心を打たれました。

現地に行って、必死に今を生きている人を見たり、私たちの半分くらいの歳の子が強く生きているのを見て、私の生きる意味を見つけられたような気がしました。

約1年後go share さんのインターン生としてセブ島に帰ってきました。

「1ヶ月生活するとただ行って楽しかったで終わってしまう。だから是非何か1つでも目標を立てて行ってほしい。」と事前にアドバイスをいただきました。

そこで私は目標を立てました。

「挑戦し続ける」。

ただこの言葉を聞くと簡単に聞こえるかもしれません。でも個人的には大きな目標でもあります。

迷ったらやってみる。1ヶ月いろんな迷いがあるかもしれない。

そこで全部諦めるのと、全部に挑戦するのでは0と100と言ってもいいくらいの違いになります。

せっかく1ヶ月という期間を頂いているので、初めて食べるフルーツでも、会った事もない人とも会話でも、どんなに小さなことでも挑戦すると決めました。

他のインターン生よりも全然英語を話せないけれど、1番に楽しんで絶対後悔しないように心がけて過ごしました。

1番じゃないといけない訳では全然ないけど、私は挑戦することが全然苦ではないので何事も1番に挑戦しようと思い、続けました。

インターン中に我慢をしたことも沢山あったし、できない自分、英語力が全然ない自分に腹が立って1人の時に涙を流す事が多々ありました。

でもボランティア活動で子ども達と交流していると、そんな悩みがすごく小さく感じたり、一緒にいると言語の壁など全然関係ありませんでした。

現地で急遽本来の予定になかったボランティア活動をさせてもらいました。

急に離島にボランティアをしに行ったにも関わらず、子供達が走って迎えに来てくれて、私たちの名前を覚えていてくれていたり、中には1年前にボランティア研修でお家の家事をお手伝いさせていただいた時の事を覚えてくれている子もいました。

過去にあった辛い事も山や離島の子供達と遊んでいる時は忘れられるし、可愛いねと言い合って自己肯定感も自然と上がっていきます。

こんな幸せな空間は他にはありません。

山のラーニングセンターで最後の日に、普段は強くて涙を見せることがなかった子供達まで、私たちとの別れを悲しんですごく泣いていたり、私たち1人1人に手書きのお手紙をくれたり、貴重なお金で買った宝物のトレカをプレゼントしてくれたり、翻訳アプリを使って英語がわからない私にも気持ちを素直に、一生懸命伝えてくれました。

1度目のセブ島ボランティア研修で間違えなく私の人生は大きく変わりました。

でも、今回の1ヶ月で、数えきれない量の学びや経験ができたし、日本に居るだけでは見れない景色、出会えなかった人に沢山出会うことができました。

現地で1ヶ月ずっとサポートしてくれたスタッフのみんな、1回目のボランティア研修・そして今回のインターンに賛成してずっと信じてくれた母、私たちを笑顔で迎え入れてくれた子供達。関わってくれた全ての人に心から感謝しています。

今はまだ、知識も経験もあまりないですが、もっと沢山学んで、英語ももっと頑張って、いつか現地のスタッフと一緒にお仕事をできるくらいまで成長したいです。

私はセブに行っていろんな人の支えがあったからたくさんのことに挑戦して、たくさんの学び、経験を得ることができました。

でも、今、国籍・年齢・性別関係なく興味があっても、挑戦をしないで終わってしまっている人が沢山いると思います。

そんな人にきっかけを与えるのが今の将来の夢です。