1ヶ月間のgo shareでのボランティア活動やインターン体験は私にとってかけがえのない思い出と経験になりました。

ボランティア活動では、現地の子供たちとたくさんの時間を過ごしました。活動先を訪れると現地の子どもたちが真っ先に手を繋ぎに来てくれて「一緒に遊ぼう!」と無邪気に声をかけてくれたことが、とても印象に残っています。厳しい環境の中でも明るく強く生きている子どもたちの姿や、地域の方々の温かい笑顔に迎えられ、逆に私が勇気と元気をもらっていることに気づかされました。そんな彼らの強さや優しさに触れ、心を動かされる瞬間が何度もありました

インターン体験では、主に広報活動に取り組みました。動画作成は初めてのことで、撮影した写真や動画を選ぶだけでも時間がかかり、思うように作れなくて悩んだり、何度もやり直したりすることもありました。

それでも、撮影した映像を見返していると、その時の思い出が鮮明によみがえり、自然と笑顔になっいる自分がいました。なかなか作業が進まなかったのは、そのせいかもしれません(笑)。そんな時間も含めて本当に楽しく、動画が完成した時は大きな達成感を感じました。改めて、インターン生活で過ごした毎日は、私にとってとても大切なものになったと実感しています。

ホームステイ生活は、最初は不安の連続でした。英語への自信もなく、海外での生活も緊張していた私に対して、現地のスタッフの方々がすぐにその不安を取り除いてくれました。美味しいご飯と、どんな時でも笑いが絶えない環境の中で、私はたくさん救われましたし、気付けば「日本に帰りたくない」と思うほど心地良い時間を過ごしていました。英語が完璧じゃなくても、心で繋がり合えた瞬間がたくさんあったことが、本当に嬉しかったです。

私はまだ将来の夢や、具体的に就きたい職業ははっきりと決まっていません。高校生ということもあり、セブ島に来る前までは、「そろそろ進路を決めなければならない、でも自分のやりたいことが分からない」そう思って悩んでいました。

でも、今回のセブ島での経験と多くの人との出会いが、私に「またここに戻ってきたい。もっと成長した自分を見せたい」という新たな思いと目標をくれました。現地の人々のリアルな暮らしを目の当たりにし、彼らの生きる力や温かさに触れたことで、私はたくさんのことを学ばせてもらいました。ただ、その一方で自分が与えることができたのは、ほんの少しだったかもしれないとも感じています。

だからこそ、次は私からも何か新しいことを与えられる、人の役に立てるような存在になりたいと思いました。そのためにもっと多くのことを学び、経験して自分を磨いていきたい。そして誰かの力になれるような人になりたいと強く思っています。

最後に、セブ島で過ごしたこの1ヶ月は、私にとってただの海外生活だけでなく、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれた大事な時間でした。これらは間違いなく、私のこれからの人生を支えてくれる大きな経験になったと思います。

現地で支えてくださったスタッフの方々や、一緒に活動した仲間たち、温かく迎えてくださった現地の皆さん、関わってくださった全ての方のサポートと協力があったおかげです。本当にありがとうございました。